アクティベーション指標について調べ始めると、提案は山ほど見つかります。
- サインアップ数
- トライアル完了数
- セッション時間
- オンボーディング完了率
一見すると、どれも注視すべきもっともらしい指標に思えます。
問題は何か? その多くが「質」ではなく「量」にフォーカスしていることです。これらは、何人があるステップを通過したかは教えてくれますが、その人たちが意味のあるユーザーに なったのか、課金ユーザーになったのか、あるいは実際に継続したのかまでは教えてくれません。
要するに、誰かがリテンションやマネタイズにつながる形で本当にアクティベートしたのかどうかは示していないのです。
アクティベーションはサインアップと同じではありませんし、オンボーディング完了とも同じではありません。つまり、多くの「アクティベーション指標」は、あなたを誤った方向へ導く可能性があるのです。
間違った指標にフォーカスすると何が起きるか
ケース1:オンボーディングは好調だが、アクティベーションが起きていない
これはグロース監査やクライアントワークで本当によく目にします。ある事例では、オンボーディング完了率は非常に高く、iOS と Android の両方で 90%を超えていました。チームは、アクティベーションは順調だと自信を持っていました。
しかし、詳しく分析してみると、そのユーザーの大半は2日目までに離脱していました。
オンボーディングのフロー自体は簡単で、短く、分かりやすいものでした。それでも、ユーザーはプロダクトの本当に重要な部分に関与しておらず、実際の価値を体験していなかったのです。オンボーディング完了率は良好に見えても、アクティベーションの問題は解決していませんでした。
ケース2:機能利用は好調に見えるが、一部のセグメントだけ
別の事例では、アクティベーション指標は一見すると強く見えました。
- 高いエンゲージメント
- 健全な機能利用
しかし、無料ユーザーと有料ユーザーを分けて分析すると、状況はまったく異なりました。ほぼすべての指標を押し上げていたのは無料ユーザーでした。彼らはアクティブで、エンゲージメントも高く、数も多い。しかし、コンバージョンも更新もせず、収益にも貢献していなかったのです。
有料ユーザーのコホートだけを切り出してみると、本当に重要なユーザーにおけるアクティベーションの質は、トップラインの数値が示すよりもはるかに低いことが明らかになりました。
これら2つのケースは、アクティベーション指標を誤って解釈するリスクを浮き彫りにしています。間違った指標にフォーカスすること、あるいは意味のあるセグメンテーションを行わないことが、その原因です。

